厚真町の厚真中央小学校(森晶子校長)の4年生17人が13日、町宇隆の町有林で森林の役割を学び、植樹を体験した。道が2024年度から実施する「道民ひとり1本植樹・育樹運動推進事業」により、胆振では初めて町が「厚真でちょこっと森づくり」として実施した。児童たちは森林の散策を行った後、グイマツを約80本植えた。
同事業では、道内で500万本の植樹と育樹を目指しており、教育機関などによる継続的な森林づくり活動につなげるため、植樹・育樹と環境教育の一体的な取り組みを支援している。
同校では総合的な学習の時間でふるさと教育の一環として取り組んだ。
児童たちは、町内で馬搬を行う西埜将世さん(43)ら講師から、林業や森林の役割を学んだ。植樹では、深さ約30センチの穴を掘り、順調に成長して森になるよう願いながらグイマツの苗木を植えた。
参加した渡辺わかなさん(10)は「森と植樹する場所で、土の硬さに違いがあることが分かった」と話していた。