旭川市で女子高校生(17)=留萌市=が殺害された事件で、殺人容疑で逮捕された無職内田梨瑚容疑者(21)らがSNSの電話機能を使って女子生徒を恐喝していたことが13日、道警への取材で分かった。
女子生徒がSNSで内田容疑者の写真を無断で使用したことを巡りトラブルになっていたとみられ、道警は詳しい経緯を調べている。
道警によると、内田容疑者は写真の無断使用を知り、無職の少年(16)と共に4月18日、SNSの電話機能を使って女子生徒を恐喝。その際、電子決済などを利用して金品を脅し取った可能性があるという。
その後、いずれも無職の女(19)と少女(16)が合流し、4人は同月18~19日に女子生徒を車内に監禁。旭川市の「神居大橋」へ移動し、内田容疑者と女が生徒を橋から転落させて殺害したとして、今月12日に殺人容疑で逮捕された。道警は認否を明らかにしていない。
道警によると、4月下旬に女子生徒の親族から「連絡が取れない」と行方不明届が出され、捜索の結果、5月下旬に石狩川下流で遺体を発見した。死因は水死だった。
内田容疑者ら4人は知人同士といい、道警は女子生徒との関係を調べている。