アイスホッケーアジアリーグのレッドイーグルス北海道は10日、明治大卒のFW三浦稜介、東洋大卒のFW中島照人、DF木村俊太、GK佐藤永基と、アイスウルヴス(NAHL)より移籍したFW安藤優作の5人の新入団選手会見を、苫小牧市のネピアアイスアリーナで行った。荻野順二監督は「5人の新人加入というのは、ここ数年なかった。新しい風でチームが良い方向へ行けば」と期待を寄せた。
入団選手のうち、FWは3選手。スピードが持ち味の三浦は「けがをせず、全試合に出場すること」を目標に掲げ「強みを生かしながら頑張りたい」。中島は「地元、苫小牧の歴史あるチームに入団することを目標にしてきたので、入団できて光栄。周りを生かしたり、献身的なプレーを発揮していきたい」と話した。
中学時代から海外でプレーし続けてきた安藤は「スピードやシュートの強さが突出しているわけではないが、周りを生かしたプレーをできることが強み。海外での経験を生かし、苫小牧を盛り上げたい」と意気込んだ。
DF木村は「攻撃につなげることができるブレークアウトなどで、自分の持ち味を発揮し、チームに貢献したい」、安定したセービングが強みのGK佐藤は「常に落ち着いてセカンドプレーに当たることができる。チームに少しでも貢献できるよう頑張りたい」と力を込めた。
荻野監督は、各選手にチーム内での役割も求める。FW三浦について「スピードを生かし、攻守にわたって貢献してほしい」、FW中島は「パスからのチャンスメーク、高いスキルを生かしてほしい」、FW安藤は「高いセンスで得点に絡むプレーが持ち味で、ゲームセンスが素晴らしい。北米で培ったメンタリティーや考え方をチームに新しい色として注入することで、いい化学反応がでるのでは」と話した。
DF木村については「攻撃の起点になるパス出し、ディフェンスゾーンでの積極的な声掛けなど守りの中心として期待。いち早くシステムを理解し、特徴を生かしてもらいたい」。GK佐藤は「シュートに対して常にいい姿勢で対応し、セカンドパックへの対応など安定感のある守り。成澤、小野田を脅かす存在になってほしい」と語った。
【選手プロフィル】
▽FW安藤優作(20) 2003年9月3日生まれ、苫小牧市出身、身長170センチ・体重67キロ、背番号7=初めてカナダのリーグに入った時の番号。個人成績が良かったので、初心に戻り活躍したいという思いを込めた=
▽GK佐藤永基(23) 01年5月23日生まれ、安平町出身、身長175センチ・体重77キロ、背番号44=高校、大学の時に着けていた=
▽DF木村俊太(22) 01年7月27日生まれ、十勝管内芽室町出身、身長171センチ・体重74キロ、背番号43=バンクーバーカナックス(NHL)のDFクイン・ヒューズにあやかった=
▽FW中島照人(22) 01年12月15日生まれ、苫小牧市出身、身長175センチ・体重76キロ、背番号22=代表でジュニア時代から着けていた番号。客席から見ても分かりやすいと思った=
▽FW三浦稜介(22) 01年7月16日生まれ、苫小牧市出身、身長171センチ・体重68キロ、背番号16=誕生日にあやかって=