胆振東部消防組合厚真支署は新たなドローン4機を導入し、火災や災害現場の活動に役立てる。米国製の折り畳み式で、大きさは縦、横約50センチ。同支署と上厚真分遣所に配備する。
同支署によると、費用は約620万円。2021年に導入した2機は駆動時間が15分程度だったが、新しい機体は約40分と2倍以上の性能。行方不明者の捜索や地震後に津波が発生した場合などに、映像を通じて状況を確認できる。
同支署は「赤外線カメラも装備されており、火災現場で上空から燃える範囲が分かるようになる」と説明する。
22年度に町内で行われた防災訓練でドローンが展示され、同組合で導入を検討していた。4月下旬から職員が訓練を行い、有事の際に活用できるよう操縦技術を高めている。