アイスホッケーアジアリーグのレッドイーグルス北海道に所属するFW高橋聖二、相木隼斗、DF武部太輝は苫小牧工業の卒業生。それぞれに、在籍時の思い出などを聞いた。
▽高橋聖二(1993年2月24生まれ、2008~10年度在籍)
―母校アイスホッケー部の創部100年について。
歴史ある学校で偉大な先輩もたくさんいたので、その一員であることがうれしい。今後もさらに部員数が増え、どんどん強くなっていってほしい。
―高校時代の思い出は。
今井監督(当時)から「アイスホッケーだけでなく、私生活を含め、人間として成長するように」という教えがあった。当時は厳しく、つらいこともあったが、その教えは今でも生きているし、良い先生に出会えたと思う。3年生の時、ミーティングなどで発言する機会を先生は大事にしていた。後輩に配慮することなども含め、チームのさまざまなことに目を向けることができるようになったきっかけにもなった。
―苫小牧工業アイスホッケー部の後輩へ。
まずはホッケーを100%頑張ってほしい。人生はアイスホッケーだけじゃなく、さまざまな出来事があるので、競技を通じて人間として成長してほしいと思う。チームスポーツなので全員が同じ方向を向けるように、一つになってインターハイ出場に向けて頑張ってもらいたい。
▽相木隼斗(98年12月21日生まれ、2014~16年度在籍)
―高校時代、印象に残っていることは。
就職のことも考えて、情報技術科に入学したが、今思えば、もっと真面目に授業を受けておけば良かったと思う。アイスホッケーでは、1年生から自由にできて楽しかった思い出がある。「努力・謙虚・ひたむき」の三つを大事するよう指導を受けた。南北海道では駒大苫小牧がダントツに強かった時代。勝てない悔しさはあったが、その悔しさが今も頑張れていることや、ちょっとしたことで満足しなくなった。そのおかげで負けん気も強くなったと思う。
―創部100年を迎えて。
歴史ある伝統校の出身であることは、とても誇らしい。後輩たちには、授業を真面目に受け文武両道を目指すことを伝えたい。アイスホッケーに取り組む環境も整っているので、伝統の灯を絶やさず頑張ってほしい。
▽武部太輝(2000年6月3日生まれ、16~18年度在籍)
―在籍当時を振り返って。
兄が進学したことや自分の就職のことも考えて入学した。1年生の時の主将は相木さんで、今また同じチームで一緒にプレーできてうれしい。3年生の時、同期は9人いたが、続いていたインターハイ出場の記録を途切れさせてしまい、悔しかった思い出がある。同期は仲が良く、現在も社会人リーグでプレーする選手もいる。
―今後のアイスホッケー部への期待は。
まずは伝統ある部の一員であったことを誇りに思う。レッドイーグルス北海道に入団する直前は、苫工の練習に参加させてもらっていたが、人数が少なくなったイメージがあった。今後もさまざまな大会で上位に食い込む活躍に期待したい。