むかわ町議会は、議員定数や報酬などを議論する議会改革等調査特別委員会を設置する方針を固め、24日開会予定の定例会に提案する。委員は6人で総務厚生常任委員会と経済文教常任委員会から3人ずつ選出する。町議の成り手不足解消に向けた議論を進め、2025年3月の定例会で条例の改正を目指す。
3日に全員協議会と議会運営委員会を開き、事務局が説明した。議会改革に関する特別委員会の設置は、16年以来8年ぶり。議員の定数は18年の町議選から13人。報酬は16年に増額され、議長が月額28万3000円、副議長が同22万4000円、委員長が同20万4000円、議員が同19万円となっている
議員の成り手不足が全国的な課題となる中、同町議選も18、22年と続けて無投票だった。全員協議会では報酬について、「ある程度上げないと若い人がチャレンジしない」や「報酬だけだと生活が成り立たない」などの意見が出された。
定数については、「減らして選挙を行う姿勢を示した方が、一定程度町民の理解が得られる」や「増やして報酬を下げることで、議員の成り手が増えるかもしれない」など、さまざまな意見が出された。
議会運営委員会の佐藤守委員長は「これまでの特別委員会は議員報酬や定数が中心だったが、今回は議会改革も議論してほしい」と話した。