むかわ町少年の主張大会が3日、町産業会館で開かれた。鵡川中学校と穂別中学校の代表生徒6人が、学校生活や社会の出来事に対する意見や考えを述べた。最優秀賞には、鵡川中2年の小林真緒さん(13)が選ばれ、7月に室蘭市で開かれる胆振地区大会の代表に選出された。
町教育委員会と町青少年健全育成委員会の主催。1人5分程度の持ち時間で、命の大切さや悪口や暴言をなくすなど、各自で感じたことを力強く発表。審査委員6人が視点や構成、論調などを評価した。
小林さんは、性的少数者が社会の常識や偏見、差別に苦しんでいることに触れ、自分らしく生きる大切さを強調。「周りが『男だから』『女だから』と押し付けないことや、相手のことを理解しようと心掛けることが大切だと思います」と述べた。
小林さんは、最優秀賞の結果を受け、「びっくりした。途中、文章が抜けた所もあったので、次は暗記して発表できるようにしたい」と意気込んだ。