苫小牧西部地区の住宅街で炭焼きをメインにフレンチ、イタリアンの創作と和食を提供するビストロ。
オーナーシェフの坂本貴寿さん(46)は、ホテル勤務を経て地元アイスホッケーチーム・王子イーグルスの料理番として10年間、腕を振るった。遠征にも帯同。国内外の食に精通する。その後、駒大付属苫小牧高校や北海道文教大学の学食勤務を経て2021年12月に開業した。吟味した素材を生かす料理が坂本シェフのモットーという。
人気メニューは「ローストビーフ」(1500円)。脂身の少ない牛モモ肉を塩、コショウ、オイルで和えて2時間低温調理する。しっとり、軟らかく仕上がった肉は、開業時から継ぎ足す特製ソース(しょうゆベース)を絡めていただく。
常連の村上里映さん(37)は「今まで食べた中で一番のローストビーフ。たれもおいしい」と絶賛する。
伊達家御用蔵の銘酒「勝山」(仙台)が楽しめる数少ないお店。喜納千鶴店長(35)は料理にマッチする酒をペアリングしてくれる。
ランチ(ドリンク、デザート付き)は「本日の日替わり」(時価)をはじめ、ローストビーフ丼(1600円)、たこと大葉のペペロンチーノ(1300円)なども。
苫小牧市柏木町1の22の11、豊楽ビル1階。ランチは水、木曜日の午前11時から午後2時。夜は月、火、金、土曜日の午後5時30分から10時まで。カウンター6席、テーブル席8席。全メニューのテークアウトも可能。携帯電話090(7644)2263。