任期満了に伴う厚真町長選(25日告示、30日投開票)に出馬を表明している現職の宮坂尚市朗氏(68)の後援会(寺坂文秀会長)が2日、同町本町で事務所開きを行った。宮坂氏は、支持者ら約50人を前に立ち、「厚真町の復興シンボルとして、また次の世代のため、庁舎周辺の再編整備を何としても成し遂げたい」と5選に向け、力強く述べた。
宮坂氏は、次世代半導体製造ラピダス(東京)の工場が千歳市に進出することに触れ「(まちに)必要な社会福祉の財源を確保するため、決してチャンスを手放してはならない」と強調。「投資を呼び込むため、自分たちも努力をしなければ。待っていてはチャンスは巡ってこない」と述べた。
同町長選に出馬を表明しているのは、2日時点で宮坂氏のみ。前回2020年に続いて無投票となる可能性が高まっている。