安平町教育委員会は15日、さまざまな学びを挑戦につなげる「あびら教育プラン」の一環として、子どもが興味関心のあることに基づいてプロジェクトを企画する「ワクワク研究所」の活動を始める。子どもたちは約3カ月間、スタッフや町民の支援を受けながら企画の立案や実現への準備を進め、10月に町追分本町のENTRANCE(エントランス)で発表する。
同研究所は、町教委が全国の地方を中心に事業を展開するまちづくり会社「FoundingBase」(ファウンディングベース、本社東京)に委託し、2022年から取り組む事業。 今回は7期目で、同社のスタッフ4人がプロジェクトの企画方法やスケジュール作りなどをサポートする。
参加対象は、町内外の小学5年生から中学3年生まで。定員は10人程度。夏休み期間などを除き、毎週土曜日午後2時45分~同5時15分、エントランスか早来学園に集まって活動する。参加は無料(材料費は有料)。
応募には、チラシに記載されているQRコードを読み込み、スタッフによるオンライン個別説明会を受ける必要がある。締め切りは7日だが、15日の活動開始前に個別説明会に参加できる人は随時受け付ける。
これまで「プログラミングツールを使ってオンラインゲームを開発したい!」「刀鍛冶の夢を実現するために、鉄パイプからミニナイフを作りたい!」など、参加した子どもがしたいことをプロジェクトに掲げ、必要な物品や資金集めをして、物作り、実験、撮影などをそれぞれ実現した。
発表会は10月26日、エントランス内にブースを設置し、子どもが来場者にプロジェクトを説明して意見をもらう。過去には町外のコンテストに参加する子もいて、挑戦する意欲を高める機会となっている。
スタッフの増田紗斗さん(26)は「主役は子どもだが、町民の協力で実現できたプロジェクトもある。町内の方が関わっていただけるとありがたい」と話した。
問い合わせは同社 メールアドレス abira_ed
@foundingbase.jp