むかわ町、鵡川高校、関連団体でつくる「高校魅力化コンソーシアム」の2024年度第1回運営委員会が24日、同校で開かれた。会場とオンラインで関係者73人が出席。高校魅力化講演会が行われ、元夕張市職員で札幌大学職員の佐藤学氏(52)が「高校生と共に学ぶという姿勢で未来を創れ!」の演題で講演した。
佐藤氏は夕張市職員時代、夕張高校の存続に向けて活動した経験から「高校が地域経済に与える影響はものすごく大きい」とし、「高校魅力化の実現はコンソーシアムの熱量次第」と話した。
高校生が減少すると、地域消費の低下、企業の撤退などの事態が起こりがちになると危機感を示し、27年3月で閉校する穂別高校について「穂別地区の人口規模で、これまで高校を守ってきた地域力から、学ぶことはたくさんある」と述べた。