8月16日付 スーパーくまがい 北雄ラッキーに譲渡へ 全従業員を雇用 白老

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  • 2024年5月24日
8月16日付 スーパーくまがい 北雄ラッキーに譲渡へ 全従業員を雇用  白老

 白老町の熊谷商店(熊谷威二会長)は、町本町で運営し、今年で創業50周年になる「スーパーくまがい」のスーパーマーケット事業を道内食品スーパー中堅の北雄ラッキー(札幌市手稲区、桐生宇優社長)に8月16日付で譲渡する。24日までに両社が明らかにした。北雄ラッキー運営の店舗は胆振管内で初めてとなる。

 スーパーくまがいは1974年9月創業。現店舗は町大町と町栄町にあった2店舗を統合して94年に移転新築した。店舗面積は約990平方メートル。従業員を約40人雇用し、室蘭市から仕入れた魚介類、室蘭や苫小牧市から取り寄せた野菜類をはじめ、菓子、飲料、手作り惣菜、日用品を販売する。

 北雄ラッキーによると、新店舗の開店日は未定で、買収金額は非公表。従業員は全員雇用する方針。店名は変更する考えで、変更時期などは検討中という。同社の広報担当者は「白老も道央圏の一翼。秋には(空知管内)南幌町にも出店を予定しており、地域のお客さまの力になりたい」と話す。

 同商店では、町の人口がこの30年間で約1万人減って客数に影響したことや、近年の物価、物流コストの高騰により譲渡に踏み切った。熊谷会長(80)は「個人商店としては限界。業績が健全なうちに心ある企業に譲ることを考えていた」と語る。

 北雄ラッキーを譲渡先とした理由については「(地方の小型店を持続させようとする)経営者の人間性と人口5000人規模のまちでも運営を実現するオペレーションの確かさ、従業員の雇用維持といった点で信頼している」と述べた。

 熊谷会長は棚板を斜めにして商品を見やすく取りやすくしたり、客同士が語り合える場として食堂を設けたり、多様な工夫で客の心をつかんできた。自身の経営者人生58年を振り返り「地域からスーパーのともしびを消してはならない」と思いを語った。

 町大町にあった頃から店を利用する町石山の中村多香子さん(67)は「店員さんとも顔なじみ。地元経営者の店でなくなるのは寂しい」と惜しみつつ、「生活必需品を買える店が存続されることはありがたい。気さくな雰囲気で生鮮品の鮮度が良いという店の良さは続いてほしい」と希望した。

 同店の正面には2022年8月、後志管内蘭越町在住の画家吉田卓矢さん(38)による巨大壁画「白老の夢」(幅20メートル×高さ2メートル)が設置され、観光客や町民にも親しまれている。文化芸術関係者の間では、この作品の今後の取り扱いにも関心が寄せられている。

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