プロ野球パ・リーグの北海道日本ハムファイターズは19日、厚真町幌内の高橋農園で「ふぁい田! 北海道応援プロジェクト」の田植えを行った。町内や札幌市、苫小牧市などから30人が参加し、酒造好適米「彗星」の苗を植え、秋の豊作と小林酒造(空知管内栗山町)が醸造する日本酒の完成を願った。
同プロジェクトは胆振東部地震で被災した厚真町の復興を後押ししようと、2019年に「ふぁい田! ATSUMAプロジェクト」として始まり、23年に現在の名称となった。厚真町と栗山町で田植えや稲刈りを行い、小林酒造で数量限定の日本酒を作る。
この日、参加者たちははだしになり、水田の一部約100平方メートルで苗を植えた。苫小牧市明野新町の秦野里美さん(46)は「毎年参加している。夫が好きなので、醸造された日本酒を購入したい」と話した。