白老町地域おこし協力隊員(スポーツ振興担当)の小箱駿太さん(29)は19日、文化とスポーツを融合したノルディックウオーキングイベントを町内で開いた。町民ら約30人が参加し、町陣屋町の仙台藩白老元陣屋資料館周辺、約3キロの道のりを歩いた。
自然を感じながらまちの歴史に理解を深める催事として小箱さんが企画した。
同資料館友の会のボランティアガイドで白老東高校3年の堀部京華さん(17)、同2年の山本麻埜さん(16)、白老小学校5年の井澤乃愛さん(10)が館内を案内し、史料を解説。この後、小箱さんが先導して史跡「白老仙台藩陣屋跡」や周辺の愛宕神社と塩竈(しおがま)神社を巡った。
ウオーキングにも参加した堀部さんは「陣屋に関心を持ってくれた参加者が多く、うれしかった。みんなで歩くのは楽しい」と顔をほころばせた。