むかわ町穂別ふるさとの森づくり実行委員会(小坂利政委員長)は18日、町穂別ニサナイ地区の町有林でマザーズ・フォレスト町民植樹祭を、穂別のふれあい公園横の芝生広場で第30回記念植樹会を開いた。
植樹祭では、マザーズ・フォレスト賞を受賞した芥川賞作家の奥泉光さんや女子マラソン五輪メダリストの有森裕子さんらをゲストに招き、約100人がトドマツを600本植えた。
今回は第30回の節目を迎え、植樹会を企画。約90人が参加してヤマボウシ1本を芝生広場に植えた。参加した穂別高校3年の西村心優(みひろ)さん(17)は「高校生活最後の参加なので、いつもより作業に気合を入れた」と話した。
マザーズ・フォレスト賞は、豊かな森林資源の造成や保全、都市と山村の交流などを目的に、旧穂別町時代の1992年に創設した。町民は植樹活動を通じ、奥泉さんや有森さんら著名人と交流を深めている。