白老町教育委員会は18日、しらおい子ども憲章推進委員の委嘱状交付式を白老コミュニティセンターで行った。推進委員17人は地域イベントへの参加などで資質を高めながら、憲章理念を具体的に形にするリーダーとして自校で独自に活動していく。
「しらおい子ども憲章」は、責任ある行動や地域貢献に関する6条から成り、「生命」「共生」を理念に、子どもと大人が信頼し合い、育ち合うことで優しいまちづくりを目指す内容。3月で制定から丸10年を迎えた。
推進委員は従来、町内の各小中学校から児童生徒を2人ずつ委嘱し、活動内容は青少年育成大会で行う憲章実践発表会で学校ごとに報告していた。今年度は、推進委員に地域を支える町民の一人として資質を高めてもらうため、小学5年から中学3年までを対象に公募し、町教委が人選した。選ばれた17人は6月に開催される牛肉まつりで運営を手伝ったり、8月に実施する宿泊研修に参加したりして地域住民と触れ合い、まちについて学びながら自校で活動。憲章実践発表会では一人ずつ、取り組み内容を報告する。
委嘱状交付式では、安藤尚志教育長が一人ひとりに委嘱状を手渡し、「自分を今よりも少しだけ成長させる機会にして」とあいさつ。この後、委員は組織体制や年間活動計画の確認、目標づくりを行った。