白老町高齢者大学の第1回定例講座が14日、町中央公民館で開かれた。石山萩の里町内会長の細尾淳さん(70)が「移住者から見た白老の自然の魅力」の演題で講演し、出席した学生約90人が熱心に耳を傾けた。
細尾さんは2021年7月に愛知県安城市から移住した。決め手になったのは町社台に広がる馬の牧場や海の景色。ヨコスト湿原やポロト湖自然休養林にも魅了され、素晴らしさを多くの人と共有したいと、おもてなしガイドセンターの活動を始めたことを説明した。
ポロト湖周辺で見られるヤマセミやエゾリスなどの小動物、ナニワズ、エンレイソウなどの花を写真で紹介しながら解説。「光あふれる春から夏、彩り深める秋、白い世界の冬―と四季折々の表情を見せる白老の自然と文化から、今後も学んでいきたい」と語った。