傷ついた鳥たち 初めての講座実施

  • 救護室のカルテ, 特集
  • 2024年5月17日
今回紹介したフクロウ(奥)とアオバト(手前)
今回紹介したフクロウ(奥)とアオバト(手前)
ウトナイ湖野生鳥獣保護センター公式SNSのQRコード
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 今年の大型連休、ウトナイ湖野生鳥獣保護センターも多くの来館者でにぎわう中、初めてのミニ講座「傷ついた鳥たちのお話」を実施しました。これは、人為的な要因で傷つき、自然復帰に至らなかった終生飼養の個体を間近で見ていただきながら救護の実態を伝え、その理解を深めていただくために企画したものです。

 当センターは2002年の開館以来、2800個体を超える傷病鳥獣を受け入れ救護活動を行ってきました。この活動は、衛生的な観点や、さまざまな容体で収容している傷病鳥獣たちの負担に配慮するため、通常は一般開放はしておらず、来館者の方々が救護の現場を実際に見ることができる機会は、年に数回のバックヤードツアーなどのイベントを除き、ほぼありません。

 そのため、「救護活動の様子を見学できないか」「保護しているのを見ることができないか」と、よく問い合わせを頂きます。私たちスタッフも、当センター公式SNSや毎月発行している通信などで活動について紹介しておりますが、もっと知りたい、学びたいという皆さまの声を受けて、このたび企画に至りました。

 今回は、10年に保護されたフクロウ(フクロウ目フクロウ科)と18年に保護されたアオバト(ハト目ハト科)の2羽を紹介しました。どのような経緯で保護され、どのような傷を負ったのか。普段は何を食べてどのように過ごしているか、実際の体重はどのくらいかなど、救護現場ならではの情報も入れながら話しました。

 わずか30分ほどの講座でしたが、「初めてこのように傷ついた鳥たちを目にして、深く考えさせられた」「鳥たちが元気に暮らせる世の中にしていきたい」などの声を頂き、救護活動や自然保護の大切さを考えるきっかけとなってくれたように思えました。

 今年度もあと3回ほど予定しているミニ講座。また、公式SNSにて告知いたしますので、関心のある方は、ぜひ足を運んでいただけたらと思います。傷つくもたくましく生きている鳥たちに、会いに来ていただけたらと願います。

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