白老町内でドクガの幼虫が発生し始めている。幼虫の毒毛は風で飛ばされやすく、直接触れなくても皮膚に刺さるとかゆみや炎症を起こす。町生活環境課は「見つけたら町に通報して」と呼び掛けている。
幼虫は1センチ未満から3センチほどに成長し、体の黒と黄色の模様が特徴。ハマナスやイタドリ、バラ科の植物に好んで付着する。幼虫は塊状で生息する今の時期に駆除作業を行うと効果が出やすいとされ、早めの草刈りが有効だ。
皮膚に毒毛が付着した場合はこすらず、粘着テープなどで取り除き、流水で洗う。炎症が激しいときは医療機関を受診する。
同課によると、町社台のメガソーラー近くの草むらで発生が確認されている。ドクガの大量発生は2006、07年に起き、8年後の15、16年に再び起きている。今年はその8年後に当たり、現時点で大量発生しているわけではないが、5月中旬から6月にかけて通報が多くなる。草刈りや庭木の手入れの時期と重なるため町は警戒を強めており、近くパトロールを開始する。
問い合わせ、通報は町生活環境課 電話0144(82)2265。