白老町商工会の2024年度通常総代会が15日、しらおい経済センターで開かれ、新会長に清水尚昭氏(65)=岩崎組社長=を選出した。清水氏は、コロナ禍後の地域経済の活性化を見据え、「伴走型の支援で持続的な成長、発展を支える役割を担いたい」と意欲を語った。
総代会では農商工連携や中小・小規模事業者への伴走型支援継続などを盛り込んだ今年度事業計画を決めた。
任期満了に伴う役員改選では、清水氏を会長に選出したほか、副会長に前田弘幹氏(53)=前田畜産社長=を再任、谷島和治氏(53)=白電社社長=を新任した。
会長を退任した熊谷威二氏は「コロナ禍などで、任期中に自主廃業があったのはつらかったが、倒産はなかった」と振り返り、「商工会には優秀な職員がいる。苦境から抜けるため、相談などで会を利用して」と訴えた。
清水氏は総代会後、職員や企業会員の交流を活発にする考えを示し、生産年齢の中核を担う若手や40代の中堅経営者、ベテランが「気楽に集い、語り合える会を開ければ」と述べた。
改選後の新任役員は、次の通り(敬称略)
▽理事=川田泰正、戸田克利、島田明美、岩崎考真、谷島洋平、黒田聖、原口一雄▽監事=紺谷浩光、塚原光博