白老町認知症の人と家族などの会(吉良哲子会長)は13日、今年度最初の集会を町東町の町総合保健福祉センターで開いた。会員ら25人が出席し、ビデオ学習を行ったほか、参加者同士が日ごろの悩みなどを打ち明け交流を深めた。
吉良会長は「介護や見守りの経験を語り合い、気持ちを楽にする場になれば」とあいさつ。
続いて2017年に自身の認知症を公表した医学者、長谷川和夫氏(故人)の記録映像を視聴した。映像の中で長谷川氏は、当事者となったことで「病の重さ、つらさ、寂しさをより理解できた」とし、「認知症になっても自分が普通に暮らしていることを知ってもらいたかった」と公表した理由を語った。