道道苫小牧環状線沿いフードD見山店並びの定食店。店主の泉清一さん(76)は旧門別町(現在日高町)の出身。東京のすし店で修業を積み、苫小牧で20年間弁当店を営んだ。「(父母が経営していた)定食屋をやりたい」と2022年8月に開業した。娘の田村麻弓さん(52)も店長として父を応援。従業員3人と店を切り盛りする。店名は「おいしかったおふくろの味を再現したい」との思いから付けたという。
メニューは食材の組み合わせが可能な「おふくろ定食」と「肉も魚もよくばり定食」(共に900円)のほか、ランチ丼(600円)、小どんぶり(400円)で構成。1番人気は肉も魚もよくばり定食のうちの一つ「生姜焼&焼き鮭」。小鉢が卵焼き、きんぴら、なますに日替わり3品の計6品。これに汁物(めん入り)と漬け物、デザートのきなこ餅付き。
サラリーマンやお年寄り夫婦、学生と客層も多彩。開店時から足を運ぶ市内美園町の溝江宜郎さん(72)は「魚や煮付けなどが格安で食べられる。味も栄養バランスもいい」と魅力を語る。
泉さんは「おいしく安く、おなかいっぱい食べてほしい」と毎週土曜日と夏、冬、春休みを「未来っこデー」と定め、子どもから大学生までを対象に全メニュー400円で提供している。
苫小牧市見山町2の4の2。営業時間は午前11時から午後3時。日曜、祝日定休。カウンター5席、テーブル9席、小上がり6席。店内はセルフサービス。持ち帰り弁当も販売している。携帯電話080(4186)0296。駐車場6台。