白老町のNPO法人ウテカンパ(田村直美代表)は3日、女性の挑戦や活躍をテーマにした祭典「ピリカメノコ祭」を社台生活館で開いた。町民ら約40人が訪れ、性教育を取り上げた紙芝居など町内や近郊の女性が企画した催しを楽しんだ。
同法人の地域女性活躍推進事業。
助産師による子ども向け性教育の紙芝居披露や、ろう者による手話指導を行った。紙芝居では町虎杖浜の長島英津子さん(50)が「みんなはとても大切な存在。自分の体の大切な場所は見せない、触らせないこと」などのメッセージを子どもらに伝えていた。
書や連句、染め物の体験コーナー、自作パンやホタテカレー、雑貨の販売コーナーを設けたほか、手作りの衣類を提供して益金を能登半島地震被災地に募金する活動にも取り組んだ。
田村代表は「今回は私の人生は私が主役というコンセプトで開いた。この祭りや活動を、人生を自分で切り開こうとしている女性たちの居場所の一つにしたい」と話していた。