厚真町長の宮坂尚市朗氏(68)は1日、同町総合福祉センターで記者会見を開き、任期満了に伴う厚真町長選(6月25日告示、同30日投開票)に5選を目指して出馬する考えを表明した。宮坂氏は「体力、気力は十分で、さらに4年間、厚真町の復旧、先にある復興、地域創生の道を切り開いていきたい」と述べた。
宮坂氏は5期目について「新しい方にバトンタッチするか悩んだが、環境が整えば挑戦したいと思っていた」と述べ、後援会から2月28日に要請を受け、決意を固めたという。
現職として4期16年、人口減少や胆振東部地震からの復旧などに取り組み、「厚真町のポテンシャルを掘り起こし、新しい技術を取り込み、輝きを次世代に継承する役目を果たしたい」と語った。
公約については3~4月に骨格を明らかにし、6月に政策集の発表を予定している。
宮坂氏は同町出身。室蘭工業大学を卒業後、1981年に厚真町役場入り。総務民生部財政税務課課長補佐、総務課参事などを経て、2008年の町長選で初当選した。