厚真町の厚南中学校(石崎和昌校長)で27日、地域について外国人に英語でPRする「APR学習」が行われた。1年生19人が外国語指導助手(ALT)を相手に、厚真の魅力を詰め込んだオリジナルのツアーを提案した。
生徒が地域の魅力について学んだことを英語で外国人に伝える町独自のカリキュラム「コミュニケーション科」授業の一環。米国や英国、オーストラリア、イスラエルなど多国籍の10人が聞き役となった。
生徒たちは各ブースを回って、町の一大イベント「あつま田舎まつり」やハスカップスムージーといった農産物を使ったスイーツやお薦めの飲食店など、それぞれが考案するツアーを紹介。途中、投げ掛けられる質問にもパソコン画像などを駆使しながら、すべて英語で伝えた。
山川希唯さん(13)は町内にあるスイーツを紹介し、「英語で伝えるのは大変だったが、やっていくうちに楽しくなっていった」と振り返り、「今後に生かしていきたい」と話していた。