アイスホッケーアジアリーグの東北フリーブレイズは、FW小原大輔(42)が今季限りで引退することを発表した。25日の試合終了後にはセレモニーが行われ、花束が贈られた。
小原は「きょうは立ち上がりからレッドイーグルスの勢いに押されてしまったことが反省点」と試合を振り返った後、引退について「以前から決心していた。今のチームでは、自分がこれまで経験してきたことを若い世代に伝えたかった。王子イーグルス時代は1シーズンの通算ポイントで自分のキャリア最高の結果を達成できたのが思い出深い。残り4試合、けがなく出場してリーグ通算出場記録を更新したい」と話した。
釧路市出身。駒大苫小牧高校で主将を務め、早稲田大学に進学後は学生ながら日本代表メンバーとして世界選手権に出場した。2004年にコクドでアジアリーグデビューしたあと、14年から6シーズンは王子イーグルス(現・レッドイーグルス北海道)に所属していた。
リーグ優勝3回、全日本選手権優勝11回。25日までトップリーグ675試合に出場し、総ポイント数は601ポイント(236ゴール、365アシスト)でアジアリーグ1位の記録を更新している。