白老町は20日、白老町立国保病院の猪原達也院長(65)が3月31日付で定年退職し、後任に清野康生内科医長(51)が就任すると発表した。4月1日付。町議会定例会2月会議の行政報告で、大塩英男町長が明らかにした。内科医長の後任は八雲総合病院内科部長の西村光滋氏(56)が3月1日付で就任する。
清野氏は札幌市出身。昭和大医学部を卒業後、北大第3内科医局に入局し、帯広厚生病院や岩見沢市立病院に勤務。2010年から札幌市内のクリニック経営を経て、昨年12月から町立病院の内科医長として勤務している。
西村氏は大阪市出身。愛知医科大医学部を卒業後、神戸大学病院などを経て、22年から八雲総合病院で勤務している。専門は総合内科で、プライマリケア認定医、産業医の資格を持ち、総合診療に精通しているという。
行政報告では、22年2月から2年間、内科常勤医師として勤務した徳永雄幸内科医長が任期満了に伴い、3月31日付で退職することも合わせて報告された。
大塩町長は「4月から清野院長、西村内科医長に出張医師を加えた新体制で臨む。今後は外科常勤医師の早期確保に向けて全力を挙げて取り組む」と述べた。