むかわ町出身で、サッカーJリーグ北海道コンサドーレ札幌に所属する中村桐耶選手(23)とプロ野球千葉ロッテマリーンズの河村説人投手(26)を応援する懸垂幕が19日、町役場本庁舎に掲げられた。
中村選手は鵡川中を卒業後、札幌の高校進学と同時にトップチーム傘下のコンサドーレU―18(18歳以下)に入り、2019年から正式に入団。1年目の途中に日本フットボールリーグ(JFL)に加盟する社会人チーム、ホンダFCへの育成型期限付き移籍を経て21年からコンサドーレに復帰した。
昨季は背番号を「24」から「6」に変更し、前年の12試合を大きく上回るリーグ戦31試合に出場。6月10日のサガン鳥栖戦でJ1初得点を挙げた。今季はリーグ戦、ルヴァンカップを合わせた「全試合出場」を目標に、不動のレギュラー定着などさらなる飛躍が期待される。
一方の河村投手は、20年のドラフトで4位指名を受けてロッテに入団。1年目に4勝、2年目に2勝を挙げたが、22年の秋に右ひじを手術し、昨年は登板がないまま戦力外通告を受けていた。今季は育成契約でのスタートになるが、状態を万全にして支配下の復帰を目指すことになる。
町によると、懸垂幕は高さ10メートル、幅1メートルほど。住民から地元出身のプロスポーツ選手を「もっと応援できないか」との声を受け、23日のJリーグ開幕に合わせて設置した。町教育委員会は「町を挙げて、応援する機運を醸成したい」としている。