安平町は、早来地区市街地にある交流施設「まち・あいステーションラピア」(早来大町)に、無料でテレワークができるコワーキングスペースを新たに設置した。町は「多くの人に使ってもらい、まちなかに足が向くきっかけになれば」と話している。
施設内にパーティションで四つに区切ったデスクを置き、今月5日に開設。最大4人が利用でき、コンセントやデジタルトランスフォーメーション(DX)の取り組みの一環でWi―Fiも整備している。
町商工観光課によると、フリーランスや個人事業主といった働き方の多様化、スタートアップ起業家の移住希望者が増えていることから、テレワークやリモートワークができる場所を求める声が上がっていた。
ラピアは買い物客の休憩所やバス待合室の役割を担う施設として2013年に設置。町役場総合庁舎とJR早来駅の中間地点にあり、飲食店やコンビニエンスストアなどが集まる早来地区中心部に位置することから、町民が集うイベント会場としても使用されている。
同課は、まちなかに多様な働き方ができる場所をつくることで「まちなかのにぎわい創出や各店舗を使うことにもつながれば」と相乗効果を期待する。
コワーキングスペースの利用時間は午前9時~午後5時。登録や事前予約なしで、土日祝日も使用できる。問い合わせは同課 電話0145(29)7083。