白老町の竹浦小学校(千葉康弘校長、児童26人)に陽気に誘われた野鳥が羽を休めに訪れている。2022年冬ごろから、職員室に面した屋外に餌となるヒマワリの種を入れた容器を設置。ついばみに来る小鳥たちの姿は、職員や職員室を訪れる児童の心のオアシスになっている。
訪れるのはヤマガラやヒガラ、コガラ、シジュウカラなど6種類ほど。
同校は昨年春から夏にかけて、児童らが採取した昆虫やカエル、カナヘビ、ダンゴムシなどを校内で飼育し、観察学習を全校規模で行う「たけうら虫っ子クラブ」活動を展開。生き物と触れ合い、命の大切さを学ぶ機会を設けてきた。
前田朋寛教頭(47)は、野鳥の飛来も「この時期のクラブ活動の一つになれば」と話し、自身も小鳥たちが餌をついばむ様子などを得意のカメラで撮影している。写真を引き伸ばして校内の廊下に展示し、児童や訪れた地域住民らが楽しみに眺めている。