アイスホッケーアジアリーグ2023―24は17、18両日、横浜市などで4試合が行われた。レッドイーグルス北海道は横浜グリッツに2連勝、東北フリーブレイズと栃木日光アイスバックスは1勝1敗だった。
リーグ終盤に差し掛かり、レッドイーグルス北海道は勝ち点53の現在2位。残り8試合のうち、勝ち点2差で追う首位のHLアニャンとの直接対決を4試合残している。
18日
▽8回戦
レッドイーグルス北海道(18勝6敗)3―0横浜グリッツ(3勝25敗)
▽得点者【レ】入倉(小林、髙木)中島(高橋、中屋敷)高橋(小林、橋本)▽GK【レ】小野田【横】古川▽シュート数【レ】44【横】25▽反則【レ】6分【横】12分▽パワープレー得点【レ】3【横】0▽キルプレー得点【レ】0【横】0▽観客数1372人
東北フリーブレイズ(12勝14敗)5―2栃木日光アイスバックス(11勝13敗)
17日
▽7回戦
レッドイーグルス北海道(17勝6敗)5―2横浜グリッツ(3勝24敗)
▽得点者【レ】三田村(山下、武部)中屋敷(橋本)相木(入倉、久慈)今(久慈、相木)髙木(小林、橋本)【横】アレックス(岩本)アレックス(鈴木、蓑島)▽GK【レ】井上【横】石田▽シュート数【レ】45【横】26▽反則【レ】10分【横】8分▽パワープレー得点【レ】0【横】1▽キルプレー得点【レ】0【横】0▽観客数1274人
栃木日光アイスバックス(11勝12敗)6―4東北フリーブレイズ(11勝14敗)
【レギュラーシーズン順位表(2月18日時点)】
チーム 勝 敗 勝点
1 HLアニャン 18 4 55
2 レッドイーグルス北海道 18 6 53
3 東北フリーブレイズ 12 14 36
4 栃木日光アイスバックス 11 13 32
5 横浜グリッツ 3 25 10
―最年長GK・井上、勝利に貢献
17日、先発マスクをかぶったのは、栃木日光アイスバックスから移籍後リーグ戦初先発のGK井上。相手のシュート26本を2失点に抑え、チームの勝利に貢献した。「いつでもいけるよう、準備はしていた。今季もアジアリーグの舞台に立つことができてうれしい」と勝利の喜びを語る。
荻野監督からは「代表組が合流し、終盤に向けて勢いをつけたい試合。頼むぞ」と声を掛けられた。この日、先制点を挙げたFW三田村は、前日の練習で「みっつさん(井上)が初先発なので絶対勝ちましょう」とチームを鼓舞したという。
「リードしながら2度追い付かれてしまった」と反省点を挙げるも、高いパフォーマンスを見せたチーム最年長の井上。リーグ首位通過を目指し「チームとしてはしっかり最後まで勝ち切り、自分もいつでもいけるように準備していく」と意気込んだ。
―ファンら50人が苫小牧から声援
レッドイーグルス北海道は17日、苫小牧市内の東開文化交流サロンで、横浜市で行われた横浜グリッツ戦のパブリックビューイングを実施した。約50人の参加者は、施設内のカフェ「パーラー東開2丁目」のパフェやコーヒーを楽しみながら、スクリーンに映し出される熱戦に声援を送った。
試合はFW三田村が先制点を挙げるなどし、第2ピリオド終了時点で同点。その後、第3ピリオドに3点を追加したレッドイーグルス北海道が勝利した。
市内北光町の小杉柊翔さん(10)は「髙木選手の強烈なシュートに驚いた。勝てて良かった」と笑顔を見せた。
レッドイーグルス北海道は今後24、25両日にネピアアイスアリーナでホームゲームを展開。翌週の3月2、3両日のアウェーゲームは、市立中央図書館でパブリックビューイングを実施する。