胆振東部地震で大きな被害を受けたむかわ町鵡川地区のまちなか再生に向け、町民有志が主体となって今後のまちづくりについて語り合う住民懇話会「しゃべり場鵡川」が新たにスタートする。25日午後2時から、町役場本庁舎横のオープンスペースで第1回懇話会を開く予定で、運営会議メンバーや町は多くの参加を呼び掛けている。
鵡川地区は店舗の倒壊など市街地を中心に被災し、建物の解体後は空き地が増え、空洞化が進んだ。このため2022年3月に策定した「むかわ町まちなか再生基本計画」に基づき、市街地にある道の駅「四季の館」やぽぽんた市場、消防庁舎、公営塾、チャレンジショップなど七つの拠点を中心に復興を進めてきた。
今後、民間事業者から広く意見や提案を求めるマーケットサウンディングといった手法で整備を進める方針で、住民主体の議論の場を定期的に設けることで、さらに意見の反映や合意形成をしやすくする。
第1回は「放課後の居場所」がテーマ。一般はもちろん、小中高生の積極的な参加を歓迎している。事務局となる町は「民間企業のノウハウと住民の主体的な参画を促し、住民が主役となる持続可能なまちづくりを進めていきたい」としている。
参加は無料。予約不要だが、オンライン配信を希望する場合はQRコードから申し込む。問い合わせは町総合政策課官民連携推進グループ 電話0145(42)2469。