冬の防災

  • ニュース, 夕刊時評
  • 2024年2月16日
冬の防災

 厚真町豊川自治会の自主防災組織が実施した「積雪寒冷期における防災訓練」の様子が先月、本紙の近郊面に載った。地域住民ら12人が、雪害で停電が発生したという想定で避難所生活の不便さを体験した。胆振東部地震の教訓を生かそうとする人たちの意思が取材記者の筆致から伝わった。参加者はレトルトのカレーなどの非常食などを食べ、避難時に使う組み立てベッドや寝具について説明を受け、町防災担当者の講話に耳を傾けた。

 きのう時点で242人が命を落とした能登半島地震では、本道と気温差こそあれ、寒さ対策が必要な石川県などで1万3000人超が今なおも避難生活を過ごしている。来月には、あの東日本大震災が起きてから13年。本道でこの前後を考えれば、1993年1月の釧路沖地震、2012年11月の室蘭と登別両市にまたがる停電が発生した。圏域も含め、3月には暴風雪が吹き荒れたこともあった。

 以前、寒冷地防災学を専門にする識者を取材し、冬の災害を乗り切るには、生き延びる力=「自助」のレベルアップが特に重要と教わった。機会があれば公的機関に習う訓練を受けることは大切で、個人で防災備蓄品の過不足の確認も心掛けたい。暖気到来を挟んでも季節はまだ冬。用心するに越したことはない。(谷)

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