梨湖フーズ(本社札幌市、高木勉社長)は7日、白老町に企業版ふるさと納税として100万円を寄付した。善意はまち・ひと・しごと創生基金に積み立て、若者の定住促進事業などに活用される。
同社は、町森野で和牛生産牧場やファームレストラン「KANTO(カント)」を運営する徳寿ファームの親会社。町の企業版ふるさと納税の第1号として2022年10月に寄付している。
高木社長が町役場を訪れ、「まちの発展に寄与する政策に活用を」と寄付の目録を手渡した。受け取った大塩英男町長は「特産品の白老牛などを発信して町を知ってもらい、移住定住につなげたい」と感謝した。
同社は1979年2月設立。道内を中心に「焼肉徳寿」を展開している。グループ企業の徳寿ファームは2019年7月に町内で和牛生産牧場の運営を始め、300頭規模の肥育体制を確立。21年5月に「カント」を開業した。
寄付は通算13回目で、累計額は3065万円に達した。