苫小牧市は、北海道有数の工業地帯として、また、交通の要衝として広く知れ渡っています。普段何気なく過ごしていますが、樽前山、勇払原野、ウトナイ湖など、素晴らしい自然環境にも恵まれています。
苫小牧信用金庫は「地域との共生」を経営基盤の一つとしており、地域の皆さまの文化を継承する一助になればと、地域貢献の一環として、地元の自然や史跡などを写真、イラストを交えた紀行文でご紹介する「郷土(ふるさと)文庫」を発刊しています。
これまでに、第1シリーズ「ふるさとの川紀行」、第2シリーズ「故郷の山を歩く」、第3シリーズ「ふるさとの街道」を発刊し、現在は第4シリーズ「ふるさと食物紀行」を編さんしています。
今年度は、第4シリーズを一時中断し、苫小牧信用金庫創立75周年記念特別号として「ものづくりの街苫小牧」にスポットを当て、昨年6月発行の通巻32号では、イワシ漁を中心とした漁村が工業の街へ、さらにものづくりの街へと転身した姿についてご案内。12月発行の通巻33号では、港づくり、工業地帯の形成、職人の技、自動車産業をはじめとする新たな産業の進出などについてご紹介しています。
身近に息づく豊かな自然、先人が築き上げた文化やその足跡など、私たちが生まれ育った郷土の魅力を再発見していただけると大変うれしく思います。
なお、郷土文庫は苫小牧市立中央図書館などでご覧いただけるほか、一部を除き若干の在庫もありますので、お近くの苫小牧信用金庫にお問い合わせください。
(苫小牧信用金庫主幹アドバイザー)