楽しむ家族連れ 氷上ワカサギ 錦大沼も解禁

  • 釣り
  • 2024年2月8日
最後に見事ワカサギをダブルで掛けて大喜びの蒼來君(左)
最後に見事ワカサギをダブルで掛けて大喜びの蒼來君(左)
ワカサギ釣りが解禁された錦大沼。ベテランだと午前中に200匹以上釣る人もいる
ワカサギ釣りが解禁された錦大沼。ベテランだと午前中に200匹以上釣る人もいる
この日の釣果の一部。ワカサギは5センチ前後が中心
この日の釣果の一部。ワカサギは5センチ前後が中心

  他の釣り場より遅い2月1日に始まった苫小牧市樽前、錦大沼の氷上ワカサギ釣り。解禁後最初の週末となった3日は、朝から市内外のワカサギ釣り愛好者や家族連れが午前中を中心に100組前後訪れ、さお先をぷるぷると震わす繊細なワカサギの魚信や手応えを楽しんだ。

   このうち苫小牧市明徳町の氏家さん一家は、午前10時すぎに親子5人で来場し、釣りが許可されている開放エリア北東側の岸寄りに釣り座を構えた。家族でのワカサギ釣りはこの日がまだ2回目という。1度目は昨シーズンで、ポロト湖で初トライ。「何とか釣れた」1匹だった。

   初挑戦の錦大沼では、午後1時すぎまで釣って家族全員で11匹。母親のさやかさん(33)は「錦大沼はテントを使えないので寒さがきついですが、地元だし来てみました。ワカサギは海のサビキ釣りと違ってあまり釣れないけれど、子どもたちが釣りをしたいというので」と苦笑いした。

   ところが取材中、さやかさんの隣の氷の穴に仕掛けを投入したまま、置きざおで手持ちぶさたにしていた錦岡小学校3年生の蒼來君(8)のさお先がブルブルと揺れだした。大きな魚信のよう。「糸が氷に引っ掛かっているかな」といぶかしげに巻き上げると、仕掛けには5、6センチのワカサギが付いていた。錦大沼では良型サイズだ。しかも上下の針にダブルで掛かり、2匹追加した。「やったー」「すごい」と家族全員で大盛り上がり。最後に最高の思い出をつくって釣りを締めくくった。

   錦大沼は、苫小牧市の総合公園・錦大沼公園(236ヘクタール)内の大小の湖沼の一つ。市シルバー人材センターが指定管理者を務め、遊具などと一体で管理運営を担っている。氷上ワカサギ釣りは無料だが、事故防止のためテントを持ち込んでの釣りは認められてない。

       ◇

   同センターは10、11、12の3日間、午前9時半~11時半に小学生対象の「ワカサギ釣りチャレンジコーナー」を設ける。道具、餌などを無料で貸し出す。保護者の同伴が必要で、釣り場に常駐するスタッフが直接受け付ける。

   また恒例の”名人戦”の予選を14、15の両日、予選上位者による本戦を16日、いずれも午前9~10時に行う。申し込みの詳細は公園管理事務所 電話0144(67)5197。

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