白老町地域おこし協力隊の一員、山岸奈津子さんを紹介します。40代のバリキャリウーマンで、星野リゾートの広報担当とフリーランス広報PRとして活動し、2022年の夏に白老へ来ました。私と同じ22年度に町地域おこし協力隊になったことから、移住仲間として時々情報交換をするなど仲良くさせていただいています。
奈津子さんは、白老港の観光地としての可能性に目を付けて活動されています。広報のお仕事で培った経験に加え、海が好きなことから、「白老の海の魅力をもっと伝えたい」という思いを形にしたいという心境に至ったのだとか。
先日、奈津子さんの声掛けで、白老の魅力発見ワークが行われました。集まったのは、仙台藩白老元陣屋資料館の館長さん、水産加工会社を営む方など。そこに20代の協力隊として私ともう一人の隊員が加わり、幅広い世代の総勢10人が「白老の魅力はどこにある?」というテーマで話し合いました。
観光資源としては、アイヌ民族と和人の共生の歴史、海産物、馬、白老牛が挙がりました。おのおのの意見を付箋に書いて話し合いました。最終的に付箋の数は50枚を超え、「魅力があり過ぎて逆にまとまらないんだね、でもそれがいいのでは…」と、みんなで談笑する会となりました。
こんなに幅広い人を集めて学びの会を企画できる奈津子さんの調整力、本当にすごいなあ…と改めて感動した一日でした。
(またたび文庫店主・白老)