白老町と姉妹都市カナダ・ケネル市の民間交流を進めるケネル白老フレンドシップクラブ(QSFC、加藤泰久会長)は3日、同市への交流ツアーに参加する町内の中高校生を対象に英会話教室を町本町の飲食店で開いた。出発まで2カ月を切り、生徒らは日常でよく使う英単語を熱心に学んだ。
ツアーは3月26日から4月2日まで9日間の日程で行われる。
教室の講師は、かつて同市を視察訪問し、ツアーにも引率で参加する同クラブ事務局の小倉雅彦さん(62)が務め、中高校生6人が参加した。
小倉さんは、米大リーグ・ドジャース所属の大谷翔平選手が1月27日、ニューヨークで開かれた全米野球記者協会主催の表彰式で語った英文スピーチから、英単語のアプリシエイト(感謝する)を紹介。観光やショッピングでよく使うスーベニア(お土産)やレコメンド(お薦め)も伝えた。
英会話の心構えとしては「実践が大切」と訴え、前向きな意思表示の重要性も強調。「今後の予習は全て自分にためになる」と時間を見つけて勉強するよう呼び掛けた。
女性リーダーで苫小牧工業高等専門学校2年の今井泉さん(17)は「外国の文化や暮らし方に興味がある」と話し、男性リーダーで同校1年の廣田優斗君(15)は「五感をフルに生かして現地の雰囲気を感じ、日本にはない文化を経験したい」と目を輝かせた。