白老町の竹浦小学校(千葉康弘校長、児童26人)は3日、「私の研究発表会」と題する公開授業を行った。体育館に集まった保護者や高齢者大学の学生、民生委員ら約30人を前に、6年生6人が各自テーマを決めて学んだ成果を発表した。
児童らは総合的な学習の時間に昨年11月から今月まで、漁師や釣り、本、古事記といった独自のテーマを研究。漁師について調べた児童は冬休み期間中、実際に親の漁船に乗り、作業を手伝った。翌日筋肉痛になったことを明かし、「毎日仕事をしている親たちはすごいと改めて思いました」と述べると、会場から大きな拍手が起きた。
その後の昔遊び交流会では、3~6年生が4班に分かれ、こま回しやメンコ遊び、けん玉、福笑いのブースで、地域住民や低学年の児童に遊び方を説明をしたり、一緒に遊んだりして親睦を深めた。こま回しを楽しんだ町石山の●【99cb】橋光寿さん(83)は「自分も童心に返った気持ちになり楽しい」と満面の笑顔を見せた。
発表会は町教育委員会の土曜授業「ふれあいふるさとDay」の一環。保護者や地域住民らに学校の教育実践を公開し、地域と学校の交流を深めるのが目的。2017年度から町内の全小中学校を対象に実施している。