現在は、外科手術から10年目を迎えました。学んだことは多々あり、体に良いことを取り入れながら過ごしています。
毎朝続けていることは、体重や体温測定、腹筋や腕立て伏せなどの体力維持運動、そしてラジオ体操などです。入院している時に「術後2日目より歩きなさい」という病院の指導があったことが、今につながっています。最近はイベントなどでの測定診断で、実年齢よりも平均して数値が若いのでうれしく、励みにもなっています。
また、変わったことは、食物の食べ方、調味料の使い方などです。作っていただいたものは、そのまま食べています。すぐのみ込めず、よくかんでいるので、食材本来の味が分かるようになりました。前までは、濃い味が好みでしたが、薄味に変わっています。大きいものは小さくし、熱いものは冷まし、人の倍の時間をかけて食べます。
もちろん主食は常に半分か小サイズを選び、残すことがなくなりました。無理に詰め込むことができなくなったので、食べ過ぎもなくなりました。おいしくゆっくり食べることを学び、食品ロスも無くなりました。
最後に、得たものは健康とは言えませんが、健全な生活で治癒後に家族や孫と触れ合い、恩返し活動として社会貢献などもできていることをありがたく思っています。これからも皆さんに感謝し、この経験を生かして周りの人たちに役立つことを広く進めていきたいです。
(電気工事西川組社長・苫小牧)