鵡川高生2人公立大合格 大捕さん、佐藤さん 吹奏楽と両立

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  • 2024年2月1日
鵡川高生2人公立大合格 大捕さん、佐藤さん 吹奏楽と両立

 むかわ町の鵡川高校(柳本高秀校長)で3年生の大捕埜碧さん(17)が群馬県の高崎経済大学、佐藤曖梨さん(17)が旭川市立大学にそれぞれ合格した。2人とも吹奏楽部に所属し、全国大会に出場するなど学業と部活動を両立させて希望をかなえた。同校によると、国公立大学合格者の輩出は3年連続となる。

 進路選択で大捕さんは「地域について学べる大学」を模索。道教育大函館校と悩んだが、東京都内に近く、一般入試でも教科を絞って臨める高崎経大に決めた。一方の佐藤さんは、地域の歴史や文化、産業などを学びながら課題と解決方法を見いだす探究学習「むかわ学」の経験を生かせる大学を希望。「フィールドワークなど地域と密接している旭川市立大が自分に合っている」と決断した。

 ともにむかわ町で生まれ育ち、鵡川中学校時代に同高の吹奏楽部と合同で演奏する機会があり、「(鵡川高で)吹奏楽を続けたい」と地元の高校に進学した。吹奏楽部で練習やイベント出演に励み、特に3年生となった今年度は8人の少数編成ながら7年ぶりに北海道吹奏楽コンクール出場を果たし、日本管楽合奏コンテスト全国大会では最優秀賞の成績を収めた。

 部活動で多忙な中、学業もおろそかにせず、それぞれ昨年7月ごろから教材や参考書、インターネットなどを使い、ほぼ独学で小論文や面接の対策を進めた。受験勉強に時間を割くのは難しかったが、登校前の早朝や休み時間を有効に活用。帰宅後は1~2時間ほど机に向き合い、限られた時間を有効に使って勉強に精を出した。

 入試は吹奏楽の全国大会に出場して約2週間後にあり、朗報が届いたのは昨年12月に入ってすぐのこと。大捕さんは「小論文は予想していなかったところが出て苦戦したが、合格してホッとした」と胸をなでおろす。佐藤さんも「手応えはあったが、結果発表が近づくにつれて時間が割けていなかった分の不安があった。応援してくれた人たちが喜んでいるのを見て一安心した」と笑顔で振り返る。

 卒業を間近に控え、大捕さんは「部活動にささげた青春。鵡川高を選んだことに後悔はない」と胸を張る。佐藤さんも「濃く、楽しく、あんなに嫌いだった勉強にも集中してできるようになった。人生で大きな変化があった3年間だった」と充実感をうかがわせた。

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