アイヌ民族文化財団は3~11日、白老町若草町の民族共生象徴空間(ウポポイ)で冬季イベント「スノーパークinウポポイ~雪の広場~」を開く。PRキャラクター「トゥレッポん」の雪像やアイヌ民族と北方諸民族ついて学ぶコーナー、イラマンテ(狩猟)を主題とした講演や体験などの特別プログラムを楽しめる。
3、4両日は「アイヌと北方諸民族の暮らし」がテーマ。宗谷管内幌延町のトナカイ牧場からトナカイを初めて受け入れ、小学生以下を対象にしたそり体験や写真撮影に応じる。
4日以降は敷地内に意匠を凝らした雪壁やトゥレッポんの雪像などを展示し、撮影スポットとしても楽しめる。特設会場では映画「ゴールデンカムイ」上映にちなんだ展示を実施する。
10、11両日は狩猟をテーマとした特別プログラムを開催。10日午後1時から、ポロチセでヒグマ学習センター(登別市)の前田菜穂子さんを迎え、「キムンカムイ(山の神=ヒグマ)と共に生きる」と題する講演を行う。同2時半からは、穴熊猟やアイヌ民族の考え方についてイラストを見ながら学ぶ講座も開く。
サケ皮を使った靴型キーホルダー作りは11日の午前11時と午後2時からの2回、工房で実施するほか、鹿笛作りや弓矢体験などさまざまな催しがある。詳しくはウポポイ公式ページ。