白老町議会定例会1月会議が29日開かれ、国民健康保険病院事業会計繰出金として病院改築事業費15億6770万円を含む計18億2922万円の2023年度一般会計補正予算案など4議案を原案通り可決した。一般会計予算の総額は151億1840万1000円となった。
補正にはその他、ふるさと納税の寄付額が昨年12月末時点で10億円の見込みを上回る11億3300万円に達したとして、事務経費やPR事業費として1億4076万2000円を盛った。また物価高騰対応重点支援地方創生臨時交付金事業で1億1102万8000円、放課後児童クラブの環境改善事業で空調設備設置工事に553万3000円を盛り込んだ。
行政報告で大塩英男町長は町立病院の常勤医師について、猪原達也院長が3月31日付で定年退職し、田﨑法昭整形外科医長も同日付で任期満了に伴い退職すると説明した。内科常勤医は3月1日付で後任が決まっているが、外科系常勤医は現時点で採用の見込みが立っていない。
大塩町長は「外科診療体制の再編が急務。当面は出張医師枠の拡大や内科常勤医への患者紹介などで対応していく」とした上で「一日も早い常勤医確保を目指し、全力を挙げる」と述べた。