苫小牧信用金庫(小林一夫理事長)は26日、安平町に企業版ふるさと納税として100万円と胆振東部地震の災害支援金として71万3216円を寄付した。同社の同納税での寄付は3回目。小林理事長らが町役場を訪れ、田中一省副町長に目録を手渡した。
寄付は町の地方創生事業として、昨年4月に開校した小中一貫の義務教育学校「早来学園」のグラウンド整備に充てられる予定。小林理事長は「早来学園が町の人口構成にも大きなインパクトを与えていると聞いている。引き続き、支援していけたら」と話した。
田中副町長は「(震災で旧早来中学校が被災して)『日本で校舎がない中学校がある町』と言われ続けていたが、当時仮設の校舎で過ごしていた子どもたちが二十歳を迎え、感慨深いものがあった」と当時の苦労を振り返り、善意を「大切に使わせていただきます」と謝辞を述べた。