厚真中学校(北尾稔校長)は23日、能登半島地震の被災者を支援するための募金活動を開始した。26日までの4日間、登校時に合わせて生徒たちが募金箱を持って支援を呼び掛ける。
2018年9月に発生した胆振東部地震で震度7を観測した同町にある同校は、グラウンドが地割れするなど大きな被害があったほか、避難所にもなった。「厚真でも大きな地震があって、この時にいろんなところから応援してもらった。次は私たちができることをしたい」と生徒会のメンバーが中心となって企画した。
初日は1年生2人が生徒玄関前に募金箱を持って立ち、教職員やクラスメートから善意を募った。
生徒会副会長の大宮暉子さん(13)は「思ったよりも集まったのでうれしい」と安どの表情を浮かべ、会計長の日西楓さん(13)は「直接的な支援にならなくても、公的なところに届いて少しでも被災地の助けになれば」と話していた。
集まった義援金は、町を通じて日本赤十字社に送られる。