愛好家の町民で作る白老手打ちそばの会(宮武美智子会長)は20日、町北吉原の民泊施設で創立5周年記念祝賀会を開き、来賓や関係者ら約20人で節目を祝った。宮武会長は「皆さんそれぞれの尽力があって節目の今がある」とあいさつ。祝杯を挙げた後、手製の鍋を囲みながら、じゃんけん大会などの余興を楽しんだ。
同会は2018年11月、萩野公民館を道場として8人で発足。19年1月に道場を白老中央公民館に移したが、翌20年にコロナ禍に見舞われ、活動の縮小を余儀なくされた。22年4月に全麺協(東京)の北海道支部加盟団体となり、昨年10月には副会長の髙田豊司さん(73)=町日の出町=が全麺協最高段位のそば道5段に合格。同12月時点で会員数は10~79歳の30人になった。
祝賀会は髙田さんの合格祝いも兼ねて行われた。髙田さんは「取得の原動力は、会員の初段取得に向けた意欲。次の節目に向けて、そばを通じてさらに人の輪を広げていきたい」と述べた。
活動の一環で、町内の福祉施設や婦人団体の招きに応じ、そば作りを指導したり、ボランティアで子ども食堂にそばを提供するなどしている。