厚真町商工会やとまこまい広域農業協同組合など6団体が共催する新年交礼会が9日、町総合福祉センターで開かれた。町内外から約130人が出席。鏡開きで新春を祝うとともに、胆振東部地震からの復興と、その先の地域創生に向け結束を強めた。
冒頭、能登半島地震の犠牲者に黙とうをささげ、宮坂尚市朗町長は「厚真町も5年前に震度7を経験し、各方面から最大の支援を頂いた。今何ができるかをじっくり考えたい」とあいさつ。「次なる災害への準備を怠ることなく進めていくことが希望につながる。厚真町の新しい未来を私たちの手で築いていきたい」と呼び掛けた。
町商工会の寺坂文秀会長はロシアのウクライナ侵攻や中東情勢、次世代半導体製造ラピダス(東京)の千歳市進出などさまざまな話題を取り上げ、「どのようなことがあっても町内の経済が停滞することのないよう行政、関係機関と連携を取り、一丸となって取り組んでいく」と決意を述べた。