毎年秋に白老文化芸術共創を主催している白老文化観光推進実行委員会(会長・熊谷威二白老町商工会長)は、能登半島地震の被災地支援のため募金活動を始めた。10日までに10カ所に募金箱を設置し、被害が大きい石川県珠洲市の奥能登国際芸術祭に寄付する。
同芸術祭は珠洲市全域を会場に3年に一度開催。昨年9~11月に行われ、白老文化芸術共創に参加してきた梅田哲也さん(大阪在住)が作品を展示するなど交流がある。実行委は「珠洲の文化活動の復興を応援する」とし、町内や札幌市内の店舗、施設と連携して募金箱の設置を進めた。
中村諭事務局長は「遠方にいる私たちだが、少しでも力になりたい。今できることから始めたい」と話す。設置場所は順次増やしていく考えで、募金は全額を奥能登国際芸術祭の口座に振り込む。
10日時点の募金箱設置店舗は次の通り。
【白老町】マザーズプラス、ミナパチセ(以上社台)、かんばら水産(虎杖浜)、いぶり工藝舎(東町)、スーパーくまがい(本町)、河庄、haku、haku生活洋品店、白老文化観光推進実行委員会事務局(以上大町)
【札幌市】天神山アートスタジオ(豊平区)