秋篠宮家の次女佳子さまは29日、29歳の誕生日を迎えられた。この1年間でコロナ禍に伴う行動制限が緩和され、行事出席が増えて多くの人々と交流。宮内庁によると、一つ一つの活動に心を込めて取り組んでおり、誰もが安心して暮らすことができ、より幅広い選択肢を持てる社会になることを願っている。
5月に全国都市緑化祭出席などのため宮城県を訪問。石巻市で東日本大震災の津波伝承館や震災遺構を見学し、震災を語り継ぐことの大切さを改めて感じた。
9月には東北大(仙台市)で、女子大学生の誕生110周年を記念する式典に出席。同大が女性を受け入れたことを「大切な一歩だった」と評した。10月に東京都内で行われたガールスカウト日本連盟主催の式典でも、ジェンダー平等の達成を願った。
11月にはペルーを公式訪問。日本との外交関係樹立150周年記念式典に出席し、日系人らとも交流した。各地で温かく迎えられ、人々と交流を深められたことに感謝している。
手話を使った公務を続けており、8月の「全国高校生の手話によるスピーチコンテスト」(東京都)、9月の「全国高校生手話パフォーマンス甲子園」(鳥取県)では手話であいさつ。ペルーではろう学校で同国の手話を披露した。