むかわ町の鵡川高校吹奏楽部は24日、同町道の駅「四季の館」で第22回定期演奏会を開いた。駆け付けたクラスメートや地域住民ら約200人を前に元気いっぱいの演奏を届け、クリスマスイブに花を添えた。
同部は今年度、部員9人で活動。少人数の編成ながら7年ぶりに北海道吹奏楽コンクールに出場を果たし、日本管楽合奏コンテスト全国大会では最優秀賞の成績を収めるなど道内外で飛躍した。
演奏会は2部構成で、1部では全道、全国大会でも演奏した「秘奥の魂」など4曲を奏でた。2部は同部の卒業生らを交え、同校野球部の応援でおなじみの「スカイ・ハイ」やクリスマスにちなんだメドレーなどを披露。会場からは拍手や手拍子が送られ、温かい雰囲気に包まれた。
3年生3人にとっては最後の舞台。大捕埜碧部長(17)は「今年はコロナ禍を脱し、イベントも続くなど忙しく、楽しい一年だった。特に全道大会に行けてすっきりした心で卒業できる」と回顧。大会に向けて多くの応援を受けたことにも触れ、「皆さんの力がなければ活動は成り立っていない。充実した3年間だった」と感謝を口にした。